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2022年 09月 17日    ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァ マドンナ デル ピアーノ 2010 ヴァルディカヴァ

Brunello Di Montalcino Riserva Madonna Del Piano 2010 Valdicava

ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァ マドンナ デル ピアーノ 2010 ヴァルディカヴァ_a0001505_01543244.jpeg
ブルネッロ ディ モンタルチーノ リゼルヴァ マドンナ デル ピアーノ 2010 ヴァルディカヴァ_a0001505_01545510.jpeg

飲み頃:2019〜2035年

日本でも入手困難なブルネッロの一つとして知られるヴァルディカーヴァ。ワイナリーはモンタルチーノの丘の北東に位置し、造っているのはロッソ・ディ・モンタルチーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・マドンナ・デル・ピアーノの三種類のみ。オーナーのヴィンチェンツォ・アブルッチェーゼは良質のワインを造るためには、常に最善の醸造を探求している完璧主義者として知られる。その試みは1960年代、ブルネロ・ディ・モンタルチーノがまだ無名であった時代から続けてきた。まさにブルネッロ・ディ・モンタルチーノがイタリアを代表する銘酒と認知される礎を築いた人物と言っても過言ではない。

畑はなだらかな南西向きの斜面でトスカーナ特有のガレストロ(泥灰土でトスカーナの優良畑に多い)、砂質、泥灰質が混じり合い、熱の保温力にも長けた潜在能力の高い土壌。ヴァルディカーヴァのテロワールの特徴は、昼夜の大きな温度差と、午前と午後で向きの変わる風。この自然環境により葡萄に厚みをもたらし、ワインに複雑味を与えている。畑の区画は全部で10ヶ所、植樹は0.8×2.3mで5,500本/haという驚異的な密度。収穫時は1房約200g1本に8房でコントロールしている。テロワールを重視しブドウの潜在能力を最大限に引き出そうとしている。

ヴァルディカーヴァの最高峰キュヴェ、マドンナ・デル・ピアーノ・リゼルヴァ。最良のブドウが収穫された年のみ造られる。ラベルには聖母マリアの顔が浮き彫りになっている。初ヴィンテージは1977年で、モンタルチーノで初の単一畑から造られたワインと言われている。現在も単一畑で造られるリゼルヴァは、極わずかしかない。2001年ヴィンテージはワインスペクテーターで100点を獲得。テイスターのジェームス・サックリンが「私が今まで味わった中でもっとも偉大なブルネッロの一つ」とまで評したほど。

2010年ビンテージは

ジェームス・サックリング100

ワインスペクテイター97

ワイン・アドヴォケイト95

ヴィノス93


# by starwood_dx | 2022-09-17 01:53 | ワイン
2022年 08月 04日    アナコタ ヘレナ ダコタ ヴィンヤード カベルネ ソーヴィニヨン 2012

A.V.A. Anakota Helena Dakota Vineyard Cabernet Sauvignon Knights Valley

アナコタ ヘレナ ダコタ ヴィンヤード カベルネ ソーヴィニヨン 2012_a0001505_19211886.jpeg
アナコタ ヘレナ ダコタ ヴィンヤード カベルネ ソーヴィニヨン 2012_a0001505_19213805.jpeg

ワイン アドヴォケイト 96

飲み頃:2018年2030年

アナコタは、パーカー・ポイント100点を何度も獲得したソノマを代表するワインのヴェリテの最高醸造責任者であるピエール・セイヤン氏が、ソノマの更なる可能性を追求したカベルネ・ソーヴィニヨン種100%で造るワインです。ソノマ郡郊外のナイツ・ヴァレーの中心に位置する畑は古代の火山性土壌が残る特別な地区で、ヘレナ・ダコタ畑は、力強い果実味と洗練されたミネラル感を合わせ持つ最高のカベルネ・ソーヴィニヨンが産出されます。

96 points - Robert Parker, Wine Advocate (October 2015) - “The 2012s are the most showy and forward of the three vintages, which is not surprising, since the vintage is flamboyant and they are already three years of age. Even as impressive, but showing more truffles, charcoal, graphite and camphor, along with blackberry and cassis, is the 2012 Cabernet Sauvignon Helena Dakota (1,017 cases).

This wine shows even more fruit than its sibling and is bigger, bolder and slightly broader across the palate. All these wines are highly recommended and are brilliant efforts, but will probably need coaxing and patience in the cellar, given their rather bigger-than-life styles and richness.

The winemaker behind the Anakota high-elevation mountain vineyard sites in Knights Valley is no other than Pierre Seillan, the Bordelais guru who makes the fabulous wines of Vérité from the same proprietor, the Jackson family.

There are two cuvées from various elevations in Knights Valley, the lower elevation called Helena Montana and the higher site, the Helena Dakota. Production of these cuvées ranges from the smallest in 2013, with just over 500 cases of each produced, jumping to 700-800 in 2014 and a whopping 1,000-1,300 in 2012 – the most generous of the three vintages.

These are all 100% Cabernet Sauvignon aged in 100% French oak and are meant for long, long-term aging. I would suggest that these may be, potentially, the longest-lived wines being made in Knights Valley, even exceeding the potential age-worthiness of the Peter Michael Les Pavots cuvées that are made in this microclimate on the Sonoma side, but near the Napa County line.”



# by starwood_dx | 2022-08-04 19:19 | ワイン
2022年 07月 02日    シャトー・コス・デストゥールネル 2005

Chateau Cos d’Estournel

シャトー・コス・デストゥールネル 2005_a0001505_01082472.jpeg

飲み頃:20172040年

スーパーセカンドの筆頭と呼び声高いメドック格付け第2級シャトー。その高い品質は5大シャトーに限りなく近いと言われ、樽由来の芳醇なアロマ、サン・テステフらしい力強さと骨格に、メルロのブレンド比率の高さからくる、華やかさをお愉しみいただけます。

コス・デストゥルネルは、サン・テステフの他の格付けシャトーに比べ、メルロのブレンド比率が高いのが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨンの力強い骨格に、メルロの持つ華やかさと果実味が加わり、見事な調和を生み出しています。

ブドウは手作業で収穫され、厳しく選果を実施。適切な温度管理のもと発酵することで、柔らかなタンニンと豊かな果実味を得ます。ボルドー格付けシャトーの中でも高い比率の新樽を使用しており、樽由来の芳醇なアロマと風味を帯びているのが特徴です。ロバート・パーカー氏が「格付け第2級の王様で、限りなく第1級に近いスーパーセカンド」と絶賛しており、その高い品質は常にボルドーファンを魅了し続けています。

スーパーセカンドの筆頭コス・デストゥルネル。その歴史は、創始者であるルイ・ガスパール氏が「コス」と呼ばれていた、いくつかのブドウ畑を相続したことから始まります。革新者であり、商売の天才でもあったガスパール氏は、生産量の大部分をインドに輸出し、巨大な販売網を構築。インドで大成功を収め、「サン・テステフのマハラジャ(偉大な王)」となり、その象徴として、自らの醸造所にオリエンタル調のパゴダ(仏塔)を建立。現在でも彼の造ったパゴダは、西洋風シャトーが立ち並ぶメドックにおいて、異質の存在感を放っています。1855年には、サン・テステフの中で1番となるメドック格付け第二級の称号を手にし、名声は一層高くなります。2000年より経営権を引き継いだスイスの実業家ミシェル・レィビエ氏は、莫大な設備投資で発酵室や冷却システムを一新。シャトーを近代的施設に生まれ変わらせました。脈々と受け継ぐコス・デストゥルネルのDNAを継承しながら、革新的な醸造手法を取り入れてそのクオリティに磨きをかけ、名声を確固たるものとしています。

シャトーが位置するのはサン・テステフの南端。古い言葉で砂利の丘を意味する「コス」という丘の上で、ポイヤックの北境にある、メドック格付け第一級シャトー・ラフィット・ロスチャイルドを見下ろす絶好の立地にあります。シャトーが持つ畑は91haに広がっており、そのうちの60%を占める丘の上部は、表土の砂利層が厚く水捌けが良いのが特徴で、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に最適。そして、約40%を占める粘土質の多い丘の下部には、メルロが植えられています。

パーカーポイント98

ジェームスサックリング99


# by starwood_dx | 2022-07-02 01:06 | ワイン
2022年 06月 04日    シュヴァル・デ・アンデス 2017

シュヴァル・デ・アンデス 2017

Cheval Des Andes

飲み頃20202024

シュヴァル・デ・アンデス 2017_a0001505_01353825.jpeg

シュヴァル・デ・アンデス 2017_a0001505_01360780.jpeg

ジェームスサックリング100

ワインアドヴォケイト97+

シュヴァル アンデスは、アルゼンチンでも有数のワイン産地、メンドーサ州北部のルハン・デ・クージョに1999年に設立されました。カベルネ・ソーヴィニヨンと共に、接ぎ木されていないマルベックの古木の区画が広がります。アンデス山系の丘陵地帯に位置するこの見事なテロワール(土壌)から生まれるのは、新鮮でエレガント、そして熟成が保証されたアンデスのグラン・クリュ。「ミレジム効果」がヴィンテージワインに個性を与えているのです。各ブドウ品種は慎重に選ばれたテロワールの元に植えられ、可能性の全てを披露することができます。

ブドウ栽培に専念してきた栽培者達のビジョンは、シャトー・シュヴァル・ブランチームの知識に助けを受けて達成されました。今では本物のアンデス産「グラン・クリュ」を生産するようになった特徴的なブドウ畑で、20年間毎日の手入れを続けた後に得られた成果です。

全ての「グラン・クリュ」と同じように、シュヴァル アンデスも卓越した「テロワール」に由来します。しかし、それはまた、正確で細心の注意を払ったブドウ栽培の結果でもあります。ブドウ畑は、最高のブドウを生産するために、土壌、ブドウの品種、年数、肥沃さ、その他の要因に応じて区画ごとに管理されています。

メゾンのブドウ栽培チームは、ブドウ畑全体で完熟した均質な収穫を達成するために、個々のブドウの木を理解、観察、管理します。その根底には常にひとつのビジョンがあります。時間は、優れたワインの味方。時間によって、ワインはルーツへの誇りを忘れることなく、洗練されてパーフェクトな状態に近づくことができる、というものです。そのビジョンの達成にともなってエッジが磨かれ、新鮮さやバランス、そして複雑さがシュヴァル アンデスの基礎を形成します。そのスタイルは優雅になり、ブレンドは完璧に仕上がり、ワインは確実に熟成していきます。

シュヴァル アンデスは長い時間をかけて発展した、ユニークなコンセプトです。このプロジェクトは長期的なものです。アルゼンチンでは珍しくブドウ品種をブレンドした特別な「テロワール」の製品を密かに支えているのは、シュヴァル・ブランと経験豊富なチームの専門知識です。卓越したワインの探求という挑戦的な冒険は、人間の直感と自然に対する謙虚さが生み出した賜物です。この探求は、ブドウ生産者の才能、古くからの慣習、「テロワール」の徹底した管理によって達成されてきました。ボルドーの「グラン・クリュ」の最高峰であるシュヴァル ブランに着想を得た、アルゼンチンの「グラン・クリュ」。テイスティングでも、ボトルを開けて楽しんでも、あるいは熟成させる場合にも、このワインの個性を高く評価する人たちに喜びをもたらすことでしょう。

「ボルドー八大シャトー」の一つであり、サンテミリオンの最高峰「第1特別級」として知られる名門シャトー「シュヴァル・ブラン」。

1959年、有名なシャンパンメーカーのモエ・エ・シャンドン社によって設立され、現在LVMH(モエ・ヘネシー・ルイヴィトン)グループがアルゼンチンに展開するワイナリー、「テラザス」。

この二つが、お互いのノウハウを持ち寄り、1999年にスタートさせたジョイントプロジェクトが、このテラサス・デ・ロス・アンデスです。

アルゼンチンでも有数のワイン産地、メンドーサ州北部のルハン・デ・クージョにある50ヘクタールの畑には樹齢80年を超えるマルベックのブドウ樹をはじめ、カベルネ ソーヴィニヨン、カベルネ フラン、メルロー、プティ ヴェルドが栽培されています。

長年の研究の末、それぞれのブドウ品種が完璧に熟する標高を発見し、自然が最高の条件を与える場所でブドウを育てることにより、ブドウが持つ可能性を余すことなく発揮しています。

シュヴァル・デ・アンデスのインスピレーションは、伝説のワインメーカーであるピエール・リュルトンのボルドーからアルゼンチンまでオリジナルのマルベックを追うという夢から生まれました。

シャトー・シュヴァル・ブランのワイン造りの哲学をアルゼンチンに持ち込むことで、アルゼンチンの豊かなテロワールで育った活気に満ちた力強い味わいのマルベックを、もっとも洗練されたエレガントなワインにすることをビジョンとしてかかげました。

シュヴァル・デ・アンデスのワインは、まさにそのビジョン通り、ワイン・スペクテイター誌で、「そのエレガントなスタイルが、南アメリカのイメージを変えるかもしれない。」と絶賛されるほど、しなやかでエレガントかつ筋肉質で、幾重にも広がるスパイスとアロマが力強く、繊細で余韻の長いワインを生み出しました。

ジェームスサックリング2020のTop9に輝いている。


# by starwood_dx | 2022-06-04 01:34 | ワイン
2022年 05月 07日    ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2015 チャッチ ピッコロミニ ダラゴナ
Ciacci Piccolomini d'Aragona Brunello di Montalcino
ブルネッロ ディ モンタルチーノ 2015 チャッチ ピッコロミニ ダラゴナ_a0001505_01292144.jpeg

ビッグネームが揃うブルネロ・ディ・モンタルチーノDOCGの中でその独特の味わいと比類なき完成度で存在感を示すのがチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナ。 シエナの南10km程田舎道を進んでいくとモンタルチーノの丘がぽっかりと現れる。 世界的に有名な産地のわりには飾り気のない素朴な街並みで130を越える生産者がひしめきあう周辺のなだらかな丘陵部分は見渡す限り葡萄とオリーヴが占領している。 更に南に進んだモンタルチーノの南端カステルヌォーヴォにチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナは位置する。

また2003年より新たな試みとしてIGTトスカーナ・ロッソが発売された。 アテオの畑の若木を中心にサンジョヴェーゼ、カベルネ、メルローをアッサンブラージュ。 若木ゆえに若いうちから開き、楽しめるが、流石に素晴らしい完熟度。 チャッチ・ピッコロミーニらしさを感じさせる。

ガレストロ土壌が広がるモンタルチーノにおいて、ここは少し特異な土壌になっていて白いガレストロに赤い粘土質が混ざりこみ、鉄分、マグネシウムの比率が周りの土壌と比べて格段に高くなっている。 この特殊な土壌がチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナのスタイルを独特のものにしていることは明らか。

標高は240〜360m程度。 オルチァ川の影響もあり日中は陽光が強く、夜間は冷え込みが強い理想的微気候となっている。

チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナの歴史は古く、起源は17世紀に遡る。 1985年にはジュゼッペ・ビアンキーニ(現オーナー一族)に引き継がれ、一気に品質志向を強めていくこととなる。 セラーは改築され最新鋭の設備が整い、醸造責任者にはロベルト・チプレッソを起用した。 この改革後数年で最高の評価を得て、一気に人気ワイナリーの仲間入りを果たした。 現在ではジュゼッペから息子パオロと娘ルチアに引き継がれ、醸造責任者もパオロ・ヴァッカジーニとなって、更に安定感を増している。

畑では有機栽培が実践され防虫剤、防カビ剤は勿論、除草剤も使用しない。(一部ボルドー液、銅、硫黄化合物は使用する) 収量も厳しく制限され法定基準の3/4まで抑えられている。フラッグシップであるブルネロ・ディ・モンタルチーノ・ピアンロッソはモンタルチーノの南西端に位置する単一畑ピアンロッソ(11.6ha)100%でオルチァ川に南向きに面している。 粘土と石灰が混ざりあった泥灰土壌で標高は360m。熟成はスロヴェニア産の大樽で36ヶ月間行われる。

イタリア辛口フルボディ赤ワイン愛好家大注目!個性派ブルネッロの最高峰!過去指折り評価獲得の高評価ヴィンテージ[2015]年!ロバート・パーカー満点5つ星生産者!でもある、チャッチ・ピッコロミニ!のこのワインがすごいことに!2015年ものはジェームス・サックリング驚異98点最高評価!ワインエンスージアスト誌驚異97点!ワインアドヴォケイト誌で95点!フォルスタッフ誌95点!ワインスペクテーター誌94点!ビッグネームが揃うブルネロ・ディ・モンタルチーノDOCGの中で、その独特な味わいと比類なき完成度で存在感を示す、チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナ!購入者のほとんどがレストランさまという大人気ブルネッロ!このワインを飲んで、ブルネロファンになったというお声も多数頂いています。造り手は17世紀から歴史があり、1985年からジュゼッペ・ビアンキーニ(オーナー一族)に引き継がれ、人気急上昇!エノロゴはカーゼ・バッセで修行したロベルト・チプレッソ!偉大なワイン!完熟果実を想わせる凝縮した香り!インポーターさんのバイヤー自ら「この価格でこの品質のブルネッロには滅多に出会えません。濃密なワインでありながら単調にならず、旨味、酸味のバランスに優れたブルネッロです。」と大絶賛!高評価続出のダラゴナの高級ブルネッロ!究極フルボディ辛口赤ワイン高評価ヴィンテージ2015年。

17世紀にさかのぼる、修道院の宮殿だった土地

チャッチピッコロミーニの最も古い土地は17世紀にさかのぼる由緒ある土地で、サンタンティモの大修道院の院長を務めたモンタルチーノの司教ファヴビスデヴェッキスにより建てられた宮殿の一部です。その後、宮殿は、モンタルチーノの主管区となり、聖職者の資産にかかわるイタリアの法律により、競売にかけられました。

競売にかけられ伯爵夫人へ、そしてフランチェスコ・チャッチに

1868916日に伯爵夫人エヴァ・ベルミニ チェレンターニが宮殿とその土地を購入、18771231日に、チェレンターニ伯爵夫人は、全ての宮殿にかかわる資産をカステルヴオーヴォの名士であるフランチェスコ・チャッチに売却しました。1900年代半ばには、いわゆる「パラッツォ・デル・ヴェスコヴォ」は、ピウス2世法王として知られるエネア・シルヴィオとエルバ・チャッチの直系である、アルベルト・ピッコロミーニ ダラゴナ伯爵との結婚により、「パラッツォ チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナ」として有名になります。

1985年にジュゼッペ・ピアンキーニが現在のパラッツォに居住し本社を置きました

1985年に、直系相続者がいなかったため、資産は現在のオウナー一族のジュゼッペ・ピアンキーニに受けつがれ、このパラッツォに家族と居を構え、農場を管理する本社を置きました。彼らは伝統文化を大事に守り続けています。ワインをこよなく愛したジュゼッペ氏は2004年の2月にこの世をさりましたが、パオロとルチアという二人の子供に事業は引き継がれ現在は彼らがチャッチピッコロミーニの舵取りを担っています。

ブルネロ・ディ・モンタルチーノDOCGの中で存在感を示す生産者

ビッグネームが揃うブルネロ・ディ・モンタルチーノDOCGの中でその独特の味わいと完成度で存在感を示すのがチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナ。

シエナの南10km程田舎道を進んでいくとモンタルチーノの丘がぽっかりと現れます。 世界的に有名な産地のわりには飾り気のない素朴な街並みで130を越える生産者がひしめきあう周辺のなだらかな丘陵部分は見渡す限り葡萄とオリーヴが占領しています。 

鉄分、マグネシウムの比率が周りの土壌と比べて格段に高いユニークなテロワール

更に南に進んだモンタルチーノの南端カステルヌォーヴォにチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナは位置していますが、ガレストロ土壌が広がるモンタルチーノにおいて、ここは少し特異な土壌になっていて白いガレストロに赤い粘土質が混ざりこみ、鉄分、マグネシウムの比率が周りの土壌と比べて格段に高くなっています。 この特殊な土壌がチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴナのスタイルを独特のものにしています。

標高は240~360m程度で、オルチァ川の影響もあり日中は陽光が強く、夜間は冷え込みが強い理想的微気候となっています。

1985年にはジュゼッペ・ビアンキーニ(現オーナー一族)に引き継がれて以降、一気に品質志向を強め、セラーは改築され最新鋭の設備が整い、醸造責任者にはロベルト・チプレッソを起用。

この改革後数年で最高の評価を得て、一気に人気ワイナリーの仲間入りを果たした注目の生産者です。



# by starwood_dx | 2022-05-07 01:26 | ワイン

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